モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家- 7月4日まで

教会、クレミュー(イゼール県)
教会、クレミュー(イゼール県) 1934年、油彩/カンヴァス

東京は新宿、損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の「モーリス・ユトリロ展」(フレーム内の個別ページはこちら。終了後も閲覧可能。)を観てきました。

漆喰などを混ぜた「白」が印象的な画家と知られ、いわゆる「白の時代」と呼ばれる期間の作品は評価が高いようです。その後「色彩の時代」と続くのですが、「ユトリロは白の時代」という評が通説のようですね。
しかしながら、ユトリロの人生は孤独と不自由の連続だったようです。アルコール依存症の対症療法として絵を描くことを勧められ、その後は監禁されての制作生活、それも「売れる」と分かってからは家族(親、妻)に無理矢理生活費を稼がされるための。
彼の絵はどんよりとした空、街並みのものが多いです。でもそれも彼の目から見たら格子の内側から思い描いた自由の世界だったのでしょう。

上に掲載した絵は、この展覧会で私が一番気に入った絵です。物販コーナーでこの絵の絵葉書を買ってスキャンしたもの。
この絵は上述の「白の時代」のものではありません。でも家々の壁の白、そして手前の幹の生き生きとした表情が「白」のユトリロと「色彩」のユトリロの集約であるように感じられて、一通り観たあとこの絵に戻ってしばらくとどまっていました。
あらゆる意味で囚われていたユトリロ。彼は絵を描くのが好きだったのでしょうか? 描きたいから描いた絵はあったのでしょうか? それは分かりませんが、私はこの絵を見ていると、彼も美しい世界をカンヴァスの向こうに見ていたんだなあと感じられて、すこしほっとするのです。それがあるのとないのとでは、たぶん人生は全く違うものになると思うから。

新宿の空
新宿の空。

大恐竜展 at 国立科学博物館

大恐竜展
東京は上野、国立科学博物館(通称・科博)にて開催中の大恐竜展に先々週行ってきました。期間は今月21日まで。
オフィシャルサイト 科博の特設サイト

連休中は避け、平日に行ったのですが大当たり。かなりのんびりと観ることができました。大型連休中はすごかったらしいです。もし可能なら平日中に行くのをおすすめします。じっくり観れないのは損だから。
またうれしいことに、館内もフラッシュをたかなければ撮影可です。一眼レフをお持ちならば、広角レンズがあると全体像が撮れていいですよ!

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この絵、生きてる…

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東京都現代美術館で開催中の「ジブリの絵職人 男鹿和雄展-トトロの森を描いた人。」に行ってきました。

すごいって。やばいよこれ。これは必見の展覧会です。
どれくらい必見かというと、J-WAVEのnavigator, アンドレア・ポンピリオさんなら紹介のとき勢い余って絶対舌噛むくらい。(関東の人にしかわからないですね、すいません。)

男鹿さんはかのジブリの背景専門のスタッフ。(今はジブリは退社、でもときどきスタッフとして参加。)
はっきり言って、彼の絵は生きてます。
9月いっぱい開催中なのでぜひ。
平日午後の新宿の歯医者帰りに行きましたが、モネ展のときのようにチケット購入してから入場まで待ち時間ありでした(10分)。おそらく休日はもっといくんじゃないかな。でもおすすめ!

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かなりの量があります。で、どれも中身が濃いのでかなり鑑賞に体力つかいます。^^;
頭いっぱいおなかもいっぱい、できるなら2回くらいに分けて鑑賞できるといいですね。私自身、途中はやむなく飛ばしたし…。

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東京都現代美術館、初めて行きました。
東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅 が最寄駅のようですが、少し歩きます。行きは案内が見やすく配置されてるんですが、帰りは普通に迷いました。
新しいとこ行くときはパンくず置いて歩かないとだめだね、こりゃ。(道が覚えられないというより、覚えようとしない。迷ったって歩きゃいいじゃん、というタイプ。^_^;)

ウィーン美術アカデミー名品展 明日まで

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東京新宿、損保ジャパン東郷青児美術館で「ウィーン美術アカデミー名品展」が11/12まで開催されています。

肖像画から風景画まで、いかにもヨーロッパな絵画がたくさん。
気に入ったのは「月光に照らされたナポリ湾の眺め」(ヴッキー)や森の中の女性が描かれているもの、初春の静謐な落葉した木々のあいだを町へ帰る人々が描かれた絵がとくに印象深かった。(作品リストもらえばよかった。受付でもらえるそうです。)
あと「難破船」の波! あの波の透明感はすごい。

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時間は夕方なのにすでに夜景。(夏感覚で生きてます)

現代植物画展覧会

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先日、東京・新宿、損保ジャパン東郷青児美術館にて開催されている「現代植物画の巨匠展 -ボタニカル・アートのルネサンス-」に行ってきました。
これはおすすめ! 7/2(sun)までです。ぜひっ!!

簡単に言えば、花はもちろん身近な植物、野菜等を学術的資料として緻密に描いた作品展です。この緻密さが半端じゃない。言葉を失います。感動です。

普段なにも気にすることのない植物や野菜が、こんなにも素晴らしいものだったんだ、と「がつんっ!」と気づかされます。
本当に無駄なものはこの世界にないのだ、と実感します。どれもすべて言葉を失うほどに素晴らしい。

とくに私は植物が好きなのでもうたまりません。一日中いられます。(笑) もう一度観に行こうと思っています。ここ数年で一番のヒットです、この展覧会は。
絶対にこの展覧会(つまり原画)で観ることをおすすめします。

そしてまた創り手として感じるものもあります。
それは、こだわりにこだわった、つまり極限まで追求したときに、人を感動させるものが生まれるのだ、ということです。
もちろん観る側(作品を受け取る側)にその作者のこだわりがすべて伝わることはない。だけどそこまで達しないと本当の感動は生まれない。それをひしひしと感じました。

ちなみにこの損保ジャパン・東郷青児美術館には、フィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」があります。この植物画展のチケットでそれも観れますよ。